ビジネス成功の鍵!?

ビジネス

カール教授のビジネス集中講義 ビジネスモデル(平野敦士カール,朝日新聞出版,2015)


10年続く企業は1割!?

 

 皆さん、既存の会社や聞いたことのある会社は何個かあるでしょう。

そうです。大手の会社などを見ると、「あれ、会社って長続きするんじゃないの?」と思う方も多いかもしれません。

しかし、現状はそうではないんです。10年間続く企業は限られた企業なのです!

会社が長続きするだろうと思ってしまうのは、テレビや日常で利用する商品やサービスの何個かの企業の名前ではありませんか?

そんな聞いたことのある大手の会社でも、たまに倒産をしたり、気づいたら聞かなくなったり、なんてことは経験がありませんか。

そうなんです、会社経営はそんな簡単なものではないんです。

だからこそ、「起業することは難しいこと」「企業はすごい人しかできない」そう思われても自然なことなのです。

僕の通っている大学では、卒業後、生きていくために企業に就職をするのが約9割なのです。これは、日本としてくくっても同じような傾向がみられるでしょう。

人は楽を求めてしまう生き物だから、就活でも難しいのに企業なんて考えられないのが一般的。

そんな環境の中で、起業した人、経営者になった人は、どうやってこの1割になったのか。どんな考えなのか。そして、事を起こすにはどうするのか…

新規ビジネスモデルを成功させるには、本気の覚悟と情熱とスピード

経営者でも新規事業担当者でも「何のために起業するのか新規事業を起こすのか、そして、どんなことを実現し社会に貢献するのか」という根の部分を明確化することが必要です。

 人の欲求について、「マズローの欲求5段階説」が挙げられます。

 右の図のように、人は、最終的に自己実現欲求に段階的に至る。だからこそ、常に目標を意識すること、すなわち、起業がその目標達成のためになるのだと本気の覚悟をもつことが大切なのです。

 例えば、社会貢献が目標なのであればボランティアという方法がある。この場合、お金が発生せず、収入として利益は得られないのです。だからこそ、自分の本当の目標、目的、欲求を明確にするべきなのです。

 経済産業省によれば、起業して倒産する割合は、1年で約4割、3年で約6割、10年で約9割だという結果が出ています。また、上場できたとしても、毎年数社、多い時では30社近くも倒産しているのが現状です。成功させることはもちろん、継続して維持するのも難しいのです。だからこそ、本気で全力を注ぐべきなのか、注げるのか確認し、検討することも重要でしょう。

 ❓こんなにもたくさんの企業が倒産する理由は、どんなものがあるのか。❓

起業の生存率はどのくらい? )

 会社経営、起業において考えたくない言葉として、「倒産」がある。上記にも話したように、生き残れる企業はすべてではありません。その大きな原因は、資金不足なのです。

 経営するためには、運営などに必要な経費と国に納める税金などがあります。特に、起業したてでは、元手の資金が少なく、売り上げは作れたものの、支払いなどで苦しくなることがあります。もともと計画していても、予期せぬ出費などがあるため、特に資金管理は重要だということがわかります。

 資金不足の対策として、手元に現金の余裕を作るということ。

簡単に言えば、起業して何年かは、借金をし続けることです。

支払わなければならないなのは確かだが、それを返すために事業をしているのではない。そして、倒産して顧客は喜ぶのか。そう考えると、答えはNO。

会社経営でお金が初めにないのは、当たり前です。そして、純利益を上げることが続ける最低条件であることは明白でしょう。

年単位で、長期的な計画を考えることが、長く経営するコツといえるのです。

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